Objective
レイヤ機能は、パターンや衣装が重なっている時にどのパターンがアバターから離れる/近づくということを設定することで、それぞれのパターンの表側が、接する他のパターンの表側に対してより表側なのか裏側なのかと認識して簡単にシミュレーションすることができる機能です。
この機能を利用することで、パッチポケット等の表側に出なければならないパターンが裏側に入ってシミュレーションされた場合には簡単に表側に出すことができ、ワンピースやシャツ等のインナー衣装の上にジャケットやコート等のアウター衣装を追加した際に簡単に着装することができます。
基本のレイヤの値は「0」でレイヤ機能がオフになっている状態を指します。この時のパターンは、3D衣装画面で配置された状態に応じて、順序が決定されます。
Location
属性編集画面(Property Editor) ▶ シミュレーション属性 ▶ レイヤ
Operation
- 3Dツールの 選択/移動 でレイヤを設定するパターンを選択します。
※参照: 3D衣装画面で、目的のパターンを選択することが困難な場合は、2Dパターン画面で選択します。
- Locationのパスをたどります:
属性編集画面(Property Editor) ▶ シミュレーション属性 ▶ レイヤ
- シミュレーションをクリックして、レイヤの値を適用します。
※参照:
- レイヤを設定すると、そのパターンが青い輪郭で表示されます。任意の順序でドレープが完了したところで、安定したシミュレーションのためにすべてのパターンのレイヤ値を「0」に戻してください。(ドレーピングが終わった後にレイヤ値を「0」に変更しても衣装の状態は変化しません)。パターンをすべて選択した時に、レイヤ値が「0」と表示されていても、赤色の文字で表示されている場合には、複数の値が混在している状態なので、もう1度レイヤ値を「0」に戻します。
- 3Dウィンドウの空白を右クリックし、コンテキストメニューを開く → 色表示 / 非表示(色表示 / 非表示 Ver. 2024.1)からパターンアウトラインの色表示 / 非表示を切り替え可能です。
パターンのレイヤー情報視覚化 (Ver. 2024.1)
目的
2Dウィンドウの表示オプションからパターンのレイヤーの値を視覚化する事が可能です。
場所
2Dウィンドウ → 2D情報 → パターンレイヤーを表示
使用方法
- レイヤー使用 マニュアルに従って各パターンに任意のレイヤー番号を割り当てます。
-
2D情報アイコン 以下のパターンレイヤーの表示オプション をクリックし有効にします。
→ パターン中央にレイヤー番号が表示され、レイヤーごとのカラーで視覚化されます。 - 再度パターンレイヤーの表示オプション をクリックするっ事で非表示可能です。
※ レイヤーカラーについて
- レイヤー情報を表すカラーは以下の設定になっています。
- レイヤー0はニュートラルのグレイが割り当てられます。
- レイヤー1~23までそれぞれ固有の色が割り当てられ、レイヤー24以降はレイヤー1~23の色が繰り返し使用されます。
- マイナスのレイヤーはプラスのレイヤーの逆順で割り当てられます。
- 2Dウィンドウの表示 から任意のスタイルを選択する事で、自動的にパターンレイヤーの表示が自動的に無効化されます。
結果
直観的にレイヤーを視覚化し、効率的なアセット制作が可能になります。
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